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やってみてわかったマイプロジェクトの課題、そしてこれから

myproject.jpg


昨年の11月からご縁があって、プライベートでさまざまな活動に参加しています。
震災後は、助けあいジャパンやprayforjapanの翻訳などバタバタと忙しかったのですが、GWに時間があるのでマイプロジェクトの振り返り、そしてやってみてわかったこと、今後についてまとめてみたいと思います。

概要は下記の通りです。
①マイプロジェクトって?
②マイプロジェクトの時代、その背景
③マイプロジェクトをやって見えたこと
④これからの課題と提案
⑤私見



①マイプロジェクトって?
活動の中でお会いしたイケダハヤトさんのブログや講演資料から言葉を借りると、

マイプロジェクト = 問題意識を共有できる仲間とクリエイティブな方法で社会問題を解決する、有志によるプロジェクト型の社会貢献 



ということのようです。
私が参加している、実施している活動も社会問題を解決するものが必ずしもあるわけではありませんが、お金儲けではなく、非営利、社会的なものに取り組んでいるのが多いのでこの言葉は実にしっくりきます。

参考までに自分が関わっているプロジェクト

Projectmesh
the meshの本を読んで共感した人たちが集まる、日本にシェアを広めるための活動。the meshに書いてあるように人のつながりがパワーを持ったとき、どのような社会になるかを試す


team OPEN YOKOHAMA
対話から市民参加型都市ブランド共創プロジェクト“イマジン・ヨコハマ”」の後継の活動。対話の場を作り、市民が地域での自発コミュニティーを育む、市民、行政、企業の高次のソリューションを実現させるプロジェクトを実施

Socialshift
企業や組織の枠を超えてコラボレーションすることを目的とした活動。コラボを促進する活動

助けあいジャパン
3.11の震災後に立ち上がった政府のボランティア連携室と協力して、情報を的確に伝えることにしたプロジェクト。自分は翻訳の部分でコアメンバーとして参加しています。

②マイプロジェクトの時代、その背景

1.ネットの普及により、プラットフォームが容易に使えるようになったこと
ネットの恩恵により、サイボウズLiveやyahooメーリングリーストが容易に(無料で)使えるようになったこと。
コラボレーションを進めるコミュニケーションのツールが整備されたことが大きい。

2.twitter,Facebookで人と容易につながれるようになったこと
mixiと違い、名前や顔を出してコミュニケーションをとることが可能になったtwitter、Facebookが普及することで簡単に想いを共有でき、人々が容易にとつながることができるようになった。

3.社会に対しての危機感・不安感
環境問題、地域の問題、格差拡大などが日々ニュースで取り上げられ、人々の心の奥底に危機感を生み出した。
また、漠然とした社会への不安から活動を通じて新しいスキルや新しい人脈が得られることも理由の一つにあげられる。特に震災が分かりやすい例で、大きな問題の前に今自分に何かをできることがないかを人々が真剣に考え始めた。

4.ワークライフバランスの推進
昨今、企業でさけばれているワークライフバランスの推進により、会社が終わった後の時間に余裕ができた。これに金融危機後の残業規制が拍車をかけて、時間に余裕がある人が増えたのも要因の一つ。 


現代社会の中で問題意識を持つ人々が、行動するツール、想いが同じ人々とつながるツールが整ったことにより、誰もが何かに貢献できる時代が到来したことが大きい。 社会的な問題の解決、非営利の活動なので、企業や行政も取り組んでいないようなニッチな問題が多い。しかし、ニッチだからこそ実は自分ごとの問題も多く、マイプロジェクトとして自分ができることで少しでも解決を願う人たちが活動を始めていると私は考えています。


③マイプロジェクトをやってみて見えたこと

1.スピードが速い
助けあいジャパンを例にするのが分かりやすいのですが、とにかくマイプロジェクトはスピードが速いです。助けあいジャパンは3月12日の夕方にFacebook グループが立ち上がり、その日のうちに意見収集。さとなおさんが13日の昼に政府高官にプレゼンされ、その翌週にはFacebookページ、webサイトが完成しています。

これまでの考えだと、
人募集 -> 会ってミーティング -> 内容決定 -> 実行

というところが、インターネット上に議論するプラットフォーム(助けあいジャパンではFacebookグループ)があるため、すべてネット上であっという間に終了します。

これは他のプロジェクトでも似たようなことが言えて、Projectmeshではスタートから一ヶ月で毎日20も意見がでてきて、いつの間にかスカイプミーティングがはじまったりと、活動をキャッチアップするだけでも大変なくらいスピードが速いです。
おそらく、ネットで議論がすむこと、お金が絡んでいない、それぞれの利害関係がないこともあって、やるといった人、できる人が自発的にどんどん進めていくためにこのようなスピードになると考えられます。
スピードが速すぎるために、ついていけないメンバーがいることもあるのも事実です。
リアルのミーティングに軸をおくプロジェクトでは、どうしても集まる必要があり、情報共有、意思決定に時間がかかるためできる限りオンラインでの作業をお勧めします。


2.一人では限界がある
マイプロジェクトといっても、一人ではできません。そして、一人だとできることも限られています。メンバー集めから、ミーティングの準備など助けてくれる人が必要です。その際に、リーダーはやることの明確化、動きやすい仕組みを作る必要があります。


3.組織化が難しい
一人では限界があるのですが、その反面組織化が難しいのも事実です。参加してくれる人は、すべて無償で空いている時間に手助けをしてくれます。もちろん、仕事の傍らにやっている人がほとんどで、仕事の割り振りや無理なお願いはできません。「仕事が忙しい」と言われるとどうしようもないのです。
週一回ミーティングしたくても、このような関係ではできないことが多く、人数が増えたときにどのように組織立てて進めて行くかは課題だと思っています。

助けあいジャパンだけはこの部分は当てはまらず、本部の会議室があり、そこに常駐者や会社の仕事として入っている人が常にいるため組織だって動いているのはコメントしておきます。

マイプロジェクトが進んだときにはNPO化や社会貢献の事業としての道も考えられますが、こちらは次にある企業、行政とのコラボがうまくいかないと進まないと思っています。

4.積極的に企業、行政とコラボレーションをする必要がある
先ほども書いたようにマイプロジェクトで、個人のネットワークでできることは正直限られています。積極的に企業や行政とコラボレーションをし、そこのネットワーク力、技術力、資金力を借りる必要があります。
ただし、ここがけっこうな難関です。 仕事をしながら、平日に企業や行政にプロジェクトを説明する時間を作るのが難しいのです。これがプロジェクトのリーダーの大きな仕事だというのは言うまでもありませんが、やっていて正直一番難しいポイントです。

例:
team OPEN YOKOHAMA:横浜市と共同のワールドカフェや区と連携しての対話の場の設計を進めています
Projectmesh:プラットフォームとしてのサイボウズLiveを活用し、積極的に製品のフィードバックをすることでPRのご協力、場所の提供をしていただいています
助けあいジャパン:内閣府のボランティア連携室と連携することでボランティアに参加される方へ正しい情報発信をしています

自分たちのプロジェクトの強みが企業や行政のニーズのかゆいところに届く活動であると、このコラボレーションは進みやすいのだと思います。また、そのほうが活動のレバレッジもかかると思います。
ただし、他のプロジェクトでは行政や他団体と組んだことで、動きが遅くなり、自由度がなくなる場合もあるようなので、コラボレーションする相手は見極める必要があります。

5.経験が積める
これは参加した人、特にリーダーはたくさんの経験が積め、仕事にも活かせます。
まず、ITツールに詳しい人が必ずメンバーに一人はいるので、ソーシャルメディアやオンラインツール(サイボウズLiveやgoogle docs,Skype)に詳しくなれます。
そして、リーダーシップが身につきます。自分のプロジェクトをどのようにマネージするかを実際に体験できるのは、ものすごく勉強になります。 仕事であれば会社のプロジェクトでリーダーをすることはあっても、あくまで会社なので他人事です。それが、自分で立ち上げたものであれば、真剣に考えるようになり、起業家精神を養えること間違いなしです。

また、時間に関しての価値観も変わり、時間を大事に使います。私の場合ですと、夜型から朝型の生活に変わり、仕事の前に2時間ほどプロジェクトのタスク、9時からの仕事も作業が速くなります。
仕事が速く片付くので、残業もしないし、その分自分の活動に割く時間が増え、自分がまた成長するといった良いプロセスが生まれつつあります。

④これからの課題と提案

1.プロジェクト毎の連携、PR
まずは、マイプロジェクトをする人を増やすことが必要です。プロジェクトの数が増えれば良いプロジェクトも増えるし、プロジェクトも個別にがんばるのではなく、全体でノウハウの共有をする必要があると思っています。
そのためには、「マイプロジェクト」という言葉をもっと世の中に広げていくこと、プロジェクト毎がつながるような仕組み(マイプロジェクトのHPなど)が必要だと思っています。
アメリカのシリコンバレーのベンチャー企業みたいに、多産多死でもいいのでとにかく数を増やし、実績を共有すれば意味のあるプロジェクトがでてくるはずです。

2.Platform化
1と少しかぶりますが、企業とのコラボや行政とのコラボレーションも個別のプロジェクトがやるのではなく、マイプロジェクトがまとまっているようなwebのプラットフォーム、プラットフォーム的な組織が必要かと思っています。
このプラットフォームのメインの活動は企業や、行政とのコラボレーションの推進や、お金、人の分配ができるといいと思っています。会社でいうと、ホールディングス的な形で、個別の事業(マイプロジェクト)があって、資金や人の募集をします。ベンチャーキャピタル的なイメージも少しあるかもしれません。

マイプロジェクトに組織? という思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、目的は社会貢献の達成であるのでそのためには、それぞれのプロジェクトが力を分散させるのではなく、マイプロジェクトならではの「人のつながり」で力を合わせる必要があると思っています。

あと、Glow!などのマイクロファイナンスもありますが、それ自体も普及に時間がかかるため、マイプロジェクトが活用するにはもう少し時間がかかると思っています。

3.NPO化、新しい組織の形(コミュニティーの形)
マイプロジェクト自体は社会貢献や非営利の活動、そしてターゲットにしている活動はニッチではあるのですが、ボランティアの集団、素人集団では企業や行政とやるには信用もなく、お金のやりとりがでてくるときにやりづらいことも考えられます。
なので、NPOもしくは社団法人などの法人の形を考える必要がある場合もでてきます。一部の人は社会企業家になる人も出てくると思います。

少し視点を変えると、マイプロジェクトでリーダーシップや企画、運営能力を身につけ、NPOに参加する若者が増えていくための訓練の場所にもなると考えられます。 なにせ、マイプロジェクトは自分が主体に動く必要があるので、活動を通じてPRや人集め、組織運営と様々な点を学びながら行動していく必要がありますので。

4.インセンティブ
現段階でのマイプロジェクトのインセンティブは、交友の輪が広がること、経験が積めること、の2点です。これ以外にも
・リーダーシップ研修やワークライフバランスの一例としての企業の活用
・リーダーシップや経営の単位認定としての大学の活用
・参加した学生への学費の一部免除(アメリカのアメリコープ型)
・就職の際の一つの指標としての活用

などのインセンティブも必要になってきます。 これは時間がかかることなので、夢みたいな話ですが。


⑤私見
最後の提案はちょっと大きなことを言い過ぎているかもしれません。しかし、マイプロジェクトをサークルみたいなもので終わらせてはいけないのです。若い人がワイワイやっているだけなら、大学のサークルと同じですが、そうではなく「個人」としてのライフワークとして社会への貢献、自己実現、自分の成長のためにやることが大事になってきます。
結果として、マイプロジェクトで学んだことが仕事にも活きてきますし、ほかとのコラボレーションによって大きな活動になったときに日本のためになると思っています。
そのためにはアクションを続けること、共感の輪を広げることです。

また、やっていて一番思ったのはリーダーシップの重要性です。

WikipediaやLinux、Rubyなどのオープンソースプロジェクトにいて書かれた梅田望夫さんの本にこんな文書がありましたので紹介します。

私は「オープンソース・プロジェクトも、成功するものと失敗するものがあるよね。もちろんほとんどは失敗するよね。その違いは何だと思う」と尋ねた。
「成功するかどうかは、人生をうずめている奴が一人いるかどうかですね」と彼は端的に答えた。
たしかに、まつもとゆきひろ(Ruby開発者)、リーナス・トーバルズ(Linux開発者)も、「好き」に没頭して起こしたプロジェクトに「人生をうずめて」幸福な生活を送っている。ウェブ進化は、そういう全く新しいタイプのリーダーを世界の在野から発掘し、その周囲に不思議なコミュニティ空間を作り出し始めているのである。

ウェブ時代をゆく、梅田 望夫




私はこの文書を読んだ時に、そのコミュニティー、マイプロジェクトがうまくいくか、いかないかはリーダーに大部分がかかっていることを実感しました。
もちろん周りのサポートも必要ですが、立ち上がりの段階ではとにかくリーダーがリードしていく必要があります。助けあいジャパンのさとなおさんのように。

実は、活動を通じて興味深いと思う点がもう一つあります。それは、マイプロジェクトの組織は未来型の組織だということです。(経営の未来より)
自発的な人がアクションを取ることが多く、これまでの組織と違い、待ちの姿勢がありません。一人ひとりが自分ができることでプロジェクトに貢献するため、結果として適材適所になり、自発的なネットワーク型の組織になっていることが興味深いです。プロジェクトに貢献することが重要であるため、年齢や役職は正直まったく意味をなさず、組織が完璧にフラットになっています。自由に言いたいことも言える反面、参加者全員が分野のプロフェッショナルであることも求められます。特に助けあいジャパンの活動でそれを実感します。


ITのおかげで環境は整いました。やるかやらないかは、あなた次第の「マイプロジェクト」。学ぶことはたくさんあります。

あなたが動けば、みんなが動けば、社会がちょっとよくなる! ぜひ、できることからプロジェクトを進めていきましょう。Learn by doing.


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プロフィール

yuu_key

Author:yuu_key
横浜在住。今年から新しいことに挑戦中
外資系メーカーマーケティング/つながりの先の貢献、コミュニティ活動に興味あり/team OPEN YOKOHAMA広報/映画/洋楽/英語/Kindle/ビールとワイン/レッドブル/吉牛/ワールドカフェ/オープンヨコハマ/好きな言葉「人生、お一人様一回限り!」/パッションとアクションだけが取り柄の元九州男児(佐世保出身)

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